最近は新感覚の「ルビーチョコレート」を使ったバレンタイン商品がたくさん見られるようになりました。赤くかわいらしいチョコですが、単に見た目だけでなく魅力がたっぷりで多くのお菓子メーカーがこぞって新商品を販売しています。
いったいどのような特徴があって、これほどの人気があるのでしょうか?
第4のチョコレートと言われるルビーチョコレートとは?
現在、たくさんの種類のチョコレートが販売されていますが、基本はカカオの配合によって
- ダーク
- ミルク
- ホワイト
この3つに以前は分かれていて、最後に登場したのが「ホワイトチョコレート」でしたが、それ以来80年振りの新作(2017年9月)が「ルビーチョコレート」です。4番目に登場ということで「第4のチョコレート」と呼ばれています。
ルビーチョコレートの味!着色料は使用しているの?
2017年9月、スイスのクーベルチュールメーカーのバリー・カレボー社が可憐なピンク色をした「ルビーチョコレート」を開発したと発表しました。
従来のチョコレートの苦み、ミルキーさ、甘さの代わりに、ベリー風のフルーティーさや甘酸っぱさを楽しめるのが特徴です。
「チョコレートなのにフルーティーって、フルーツのフレーバーや合成着色料、添加物などを使っているのでは?」と思うかもしれません。ですが「ピンク色のルビーチョコレートにはいっさい着色料は使用されていないのです。」
このピンクは「ルビーカカオ」というカカオの種類の天然の色で、バリー・カレボーが約13年もの年月をかけて、ようやく製造方法を開発しました。
ルビーカカオの原産国は?
「カカオの色がピンクになって味もフルーティーになる」って一瞬不思議だと思うかもしれませんが、「カカオは木になる食べられる実」なので、れっきとした果物なのです。
このフルーティーな味がするルビーカカオはどこで育っているのかというと
- ブラジル
- エクアドル
- コートジボワール
などのカカオ産出国です。バリー・カレボー社の「カレボールビーチョコレートRB1オフィシャルガイド」によると、
カカオ豆がルビーカカオ豆かどうかは、種類や原産国によって決まるわけではありません。カカオ豆にルビーカカオ豆の特徴をもたらし、ルビーの色と味わいを引き出す前駆物質が自然に存在するものがルビーカカオ豆なのです。
とのことですが、「前駆物質」がキーポイントなのでしょうね。この部分は企業秘密ということで知ることはできないのでしょうが、バリー・カレボー社の企業努力で着色料やフルーツフレーバーを一切使用していない、フルーティーな味わいのチョコレートが完成しました。
ルビーチョコレートを使った手軽に買えるおすすめ商品は?
バリー・カレボー社のルビーチョコレートを業務用とした新たに開発した商品が「RB1」で、今では有名ショコラティエもこぞってルビーチョコレートを使った商品を販売していますが、ここでは簡単に手に入りやすいものを紹介します。
「RB1」はAmazonなどのネットショップで購入できます。l
キットカット
ルビーチョコレートを業務用ではなく日本初だけでなく世界初、商品化したのが「キットカット」です。
バリー・カレボーからチョコを仕入れて商品化するため、どうしても通常のキットカットよりも高価になりますが、他のルビーチョコレートよりはお手頃なので、ぜひ一度お試しください。
キットカットショコラトリー サブリムルビー
キットカットで一番最初に発売された商品です。自然由来のあざやかなピンク色とほのかなベリー風味を楽しみましょう。
キットカット 毎日のナッツ&クランベリー ルビー
キットカットのルビー味にクランベリーとアーモンドをトッピングした上品な味わいです。
森永製菓
カレ・ド・ショコラ ルビーカカオ
おなじみカレ・ド・ショコラのルビーチョコレート版です。2020年の限定版です。ぜひこの機会に。
ダースプレミアム ホワイト&ルビー 12粒
こちらもおなじみ「ダース(DARS)」の ルビーチョコバージョンです。ホワイトチョコの甘さとルビーチョコの酸味がマッチしています。
最近ではルビーチョコレートのドリンクなども発売されて気軽に食べられる機会が増えています。ぜひお近くのお店でルビーチョコレートが売られているのかチェックしてみましょう。
まとめ
2020年のバレンタインではルビーチョコ関連商品がたくさん販売されました。女性人気もあり、今後ますますさまざまな新商品が期待できそうです。
一見、カカオにフルーツのフレーバーを追加したようにも見えますが、一切着色料やフルーツの原料は含まれていません。それでもフルーティーな味がするのはカカオがもともとは果物ということに大いに関係があるでしょう。
自然な色と味わいが楽しめるルビーチョコをぜひ一度お試しください。
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