純ココアと普通のココア、ココアパウダーとの違い!ミルクココアと調整ココアや栄養価の差も紹介します

ピュアココア

「ココアは甘くておいしい」だけでなく、「健康や美容に効果がある」とテレビで紹介されて、ココアブームになったこともありました。

ですが、甘くておいしいと言われる普通のココアミルクココア・調整ココア)と健康や美容に効果が期待されている純ココア(ピュアココア)とでは、待ったく別物です。

また最近ではケーキなどお菓子のトッピングなでココアパウダーが使用されることも多いですが、純ココア普通のココアとどのような違いがあるのか、また栄養価の違いについても紹介します。

純ココア(ピュアココア)とは?ココアパウダーと一緒?

ココアの原料はチョコレートと同じカカオですが、そこからカカオニブを取り出し、それをロースト(焙煎)した後にすりつぶして、カカオマスにします。ただカカオマス油脂分が多いのでサラサラのパウダーにはなりません。

そこでカカオマスから油分のココアバターを取り除き、油脂分が少なることでサラサラのココアパウダーになります。

このココアパウダーは商品になると「純ココア」または「ピュアココア」として販売されています。つまり「ココアパウダーと純ココア、ピュアココアは同じ商品」です。

ココアパウダー」=「純ココア」=「ピュアココア

下の画像は「バンホーテン ピュアココア」の裏面ですが、名称は「ココアパウダー」と記載されています。

ピュアココア 原料表示

このようにピュアココア(純ココア)の原材料はココアパウダーだけしか含まれていません。お菓子の材料でココアパウダーとして販売されていることもありますが、無い場合はピュアココアを使用しても同じになります。つまり、

  • 純ココア」や「ピュアココア」は「商品名」
  • ココアパウダー」は「名称

となります。

ピュアココアのハイファットタイプとは?

先程、「カカオマスからココアバターを取り除いたのがココアパウダー」と紹介しましたが、実際にはココアパウダーにはココアバターが一部含まれています。

そしてココアバターの含有量によって、ココアパウダーは「ハイファット」と「ローファット」と2つのタイプに分けられます。

  • ハイファット ココア:一般的にココア バター22~24%含む。ピュア ココア、純ココアを名乗ることができる
  • ローファット ココア:一般的にココア バター10~12%含む

つまり、「ピュアココア」や「純ココア」として商品を販売するには、ココアパウダーの中にココアバター22~24%含まれていないとダメなわけです。

ココアバターが多いハイファットタイプココアらしい芳香が強く、少ないローファットタイプロリーオフ商品に使用されます。

このようにピュアココアカカオ分(カカオマスとココアバター)100%なので、健康や美容効果が期待されるのですが、それだけではおいしくありません。砂糖や牛乳などを混ぜて食べる必要があります。

一般的なココアのミルクココアとは?


世界的に有名なココアの会社はバンホーテンですが、日本では森永乳業ですね。多くの人は「普通のココアと言えば森永のミルクココア」を思い浮かべるのではないでしょうか。

ではピュアココア純ココアと何が違うのかというと、ミルクココアはココアパウダー以外の原材料が混ざっています。

こちらは森永ミルクココアの裏面の原材料名です。

砂糖、ココアパウダー、デキストリン、粉あめ、植物油脂、ホエイパウダー、全粉乳、食塩/PH調整剤、カゼインNa、リン酸Ca、乳化剤、香料

商品の裏面の原材料名は多く含まれているものから順番に表記する決まりとなっているため、「森永ミルクココアは砂糖が一番多く含まれている商品」です。その他にも添加物など多くの材料が含まれています。

最初から粉乳などが含まれているため、ミルクを入れる必要がなく、お湯を入れるだけですぐに飲めます。(もちろんミルクを入れて飲んでもOKです)

ただ、砂糖添加物も多く含まれているので健康志向の人には純ココアをおすすめします。それと気をつけたいのがお菓子で使用する時です。

トリュフや生チョコなどのコーティングに「ココアパウダー」を使うというレシピがあります。その際に「ミルクココア」を使ってしまうと、甘すぎて口に合わない可能性が高いです。甘いガナッシュを苦い「純ココア」でコートするから、味のバランスがよくなるのであって、甘ければ良いのであれば粉糖をまぶした方が、まだすっきりとした味になります。

調整ココアとは?ミルクココアと同じ物?

調整ココア」という言葉を聞いたことはありますか?これは「ミルクココア」と同じ物です。ではなぜ違う名前が付いているのかというと、「ミルクココア」は商品名で「調整ココア」は名称です。下記は森永ミルクココアの裏面となります。「名称」のところに「調整ココア」と書いてあります。

調整ココア ミルクココア 裏面

「調整ココアはココアパウダーに砂糖やミルク(粉乳)を混ぜて飲みやすくしたココア」のことを指すのでミルクココアと同じです。また「調整ココア」は「インスタントココア」とも呼ばれます。

つまり「普通のココア」といえば「ミルクココア調整ココアインスタントココア」のことを指します。

では「純ココア」と「ミルクココア」では栄養価でどれくらいの違いがあるのでしょうか?

純ココアと普通のココア(ミルクココア)との栄養価の違い

同じココアではありますが、栄養価を比べると大きな差があります。

栄養成分 純ココア ミルクココア
エネルギー 271kcal 412kcal
タンパク質 18.5g 7.4g
脂質 飽和 12.40g 3.98g
一価不飽和 6.88g 2.05g
多価不飽和 0.70g 0.24g
炭水化物 42.4g 80.4g
食物繊維 23.9g 5.5g
(水溶性) 5.6g 1.3g
(不溶性) 18.3g 4.2g
食塩相当量 0g 0.7g
ミネラル ナトリウム 16㎎ 270㎎
カリウム 2800㎎ 730㎎
カルシウム 140㎎ 180㎎
マグネシウム 440㎎ 130㎎
リン 660㎎ 240㎎
14.0㎎ 2.9㎎
亜鉛 7.0㎎ 2.1㎎
3.8㎎ 0.93㎎
マンガン 0.74mg
ヨウ素  
セレン  
クロム  
モリブデン  
ビタミン ビタミンA 8㎍
ビタミンD 1  
ビタミンE 4.7㎎ 1.7㎎
ビタミンK 2㎍  
ビタミンB1 0.16㎎ 0.07㎎
ビタミンB2 0.22㎎ 0.42㎎
ナイアシン 2.3㎎ 0.3㎎
ビタミンB6 0.08㎎ 0.07㎎
ビタミンB12    
葉酸 31㎍ 12㎍
パントテン酸 0.85㎎ 0.9㎎
ビオチン  
ビタミンC    
テオブロミン 1.7g 0.3g
ポリフェノール 4.1g 0.9g

日本食品成分表2019(七訂)参照

比べて見ると大きな差があることがわかります。日本人の多くが不足ぎみのミネラル食物繊維は純ココアの方が圧倒的に多いです。脂質純ココアが多いですが、カカオに含まれる油なので過剰摂取しなければ問題ありません。一方でミルクココアはカカオの油とともに健康に良くない植物油脂(サラダ油かパーム油)も含まれています。

また純ココアと比べてミルクココアはカロリーがかなり高く、炭水化物も倍近い量が含まれていますが、少し注意が必要です。

ミルクココアを飲む場合はお湯(またはミルク)に混ぜるだけなので、お湯であればカロリーや炭水化物の量は変わりません。一方、純ココアはお湯に混ぜただけでは不味くて飲めませんので、砂糖やミルクを混ぜるとなると、カロリーや炭水化物の量が変わってきます。

甘いココアが飲みたいという場合はミルクココアで良いのですが、純ココアを飲む人は健康や美容効果を期待して飲むと思いますので、砂糖の代わりにはちみつオリゴ糖を使用することをおすすめします。

砂糖は百害あって一利なしの食べ物です。はちみつであれば、ビタミンやミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど栄養が豊富ですし、オリゴ糖は腸の中で善玉菌のエサとなります。純ココアという、せっかく栄養価の高い飲み物を飲むときには一緒に混ぜるものにもこだわりを持ちましょう。

ココアとチョコレートは同じカカオからできているので効果や効能は同じになります。詳しいカカオの効果内容に関しては下記の記事をご覧ください。

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まとめ

純ココア」や「ピュアココア」は原料がココアパウダーだけで、ココアバター22~24%含まれていないと名乗ることはできません。また純ココアピュアココア商品名で、ココアパウダー名称となります。

栄養価の高いカカオ分100%でできているので健康や美容に良いですが、お湯やミルクに溶かしただけではおいしくありません。

一方「普通のココア」と言われるのは一般的に「ミルクココア」のことを指します。ミルクココアはココアパウダー以外に砂糖や粉乳、添加物などが加えられていて、お湯を混ぜるだけですぐに飲むことができます。

ただ、一般的にココアパウダーよりも砂糖の方が多く含まれている商品が多いため、飲み過ぎには注意が必要です。そして「ミルクココア」は商品名で、名称は調整ココア、またはインスタントココアと言います。

同じココアではありますが、原材料を見ると違う点も多いので全く別物と思ってください。飲み方やお菓子のトッピングに使う場合に「純ココア」なのか「普通のココア」なのかを確認してから使用してください。

おいしく手軽に飲むなら普通のココア(ミルクココア)」「健康や美容効果を期待するなら純ココア(ピュアココア)」を選びましょう。

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